家づくりconcept
タイムレスモダンの家
20世紀の住宅や家具をはじめ日用品のデザインは、ほとんど短命でありました。
その理由はアメリカに始まった消費社会の市場システムになるのかもしれません。
過剰な消費社会の中で、住宅を20~30年で建替えられてきました。
ハウスメーカーや建材メーカーがモデルチェンジを絶え間なく行い、計画的に陳腐化させていったことも因ではないかと思います。
つねに更新される住宅や生活環境のデザインは、わたしたちに安定した生活様式を与えてくれませんでした。
戦後、日本の社会は、消費生活は享受しましたが、生活のスタイルを作り上げることができませんでした。
安定したスタイルの住宅や家具も日用品もなり、ただ使い捨てる生活をしてきたともいえます。
言い換えますと、自分の生活を常に否定し捨ててきたのです。
ひたすら消費する生活や、流行だけの住宅に、一部の人々は疲れ果ててしまったのではないでしょうか。
また、安定した生活スタイルを持つことができないことへの居心地の悪さを感じ始めていはいませんか。
一部の人は、モダンデザインの歴史に関する知識を身につけ、モダンでロングセラーなデザインに注目しています。
変更が必要なく、いつまでもモダンを感じさせてくれるデザインは、私たちに安定した生活スタイルを与えてくれます。
これこそが日本の家づくりに一番必要なことだと私たちは考えます。
タイムレスでモダンなデザインの魅力は、いま、ますます強まっています。
コンセプト
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- 木や土、セルロースファイバー、和紙など、環境へのやさしさの視点にたって素材を選びます。
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- FFCテクノロジーを用いた、免疫住宅を推進します。
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- つながり間取りの考え方を導入し、日本の暮らしにあった広々とした空間づくりを行います。
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- 暮らしを支える手作りの家具を提案します。
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- 庭をひとつの生活空間と捉え、緑のデザインを取り入れていきます。